2017年3月16日木曜日

響け!ユーフォニアム スペシャルイベント

 3/12にメルパルクホール東京で行われた響け!ユーフォニアムのイベントに参加してきました。割と行くかどうか迷ってたのですが、一回くらいはユーフォのイベントに行っておかないともう終わるよなーと思い立って、参加してきました。席は昼夜とも2階席でしたが、夜公演は前のほうだったので割とステージが良く見えました。
 会場に入るやいなや、もう既にウインドオーケストラのセッティングがされていて高まりましたね。一応吹奏楽経験者なので。

 まずはサウンドスケープからスタート。この曲を含めてユーフォ関連楽曲の編曲者の方々は管楽器に造詣が深いようで(そりゃそうだ)、サウンドスケープはブラスの輝きがまっすぐ直撃してくるような音域のTpと、TRUEさんの高音でも力強い歌声の組み合わせがとても印象的な楽曲です。機会があればWind Orchestraではない生演奏で聞いてみたい曲ですが、無理そうですね…。

 続いてトークコーナー。男性陣のバラエティ力の強さが際立ちましたね。何も考えずに笑える楽しいコーナーでした。朝起きたらまずぬか床かき混ぜる黒沢ともよ、何者だ。

 シナリオ朗読会。豊田萌絵さんのアフレコを見るのは初めてでしたが、身振り手振りの要所要所に川島緑輝が出てたような気がします。正統派っぽいけど結構ぶっ飛んでる所、もえさんと似てる気がしません?しませんか?葉月との掛け合いでの緑輝のぶっ飛び具合とそれを演じるもえさんのシンクロ度が…。掛け合いエリアの最後、「うぅっ、や、ら、れた…」が好きです。一番笑ったのは、夜の部で滝先生と橋本先生の唐揚げ塩醤油論争の後の久美子「おろしポン酢」。昼がラーメン塩醤油の話で久美子は「塩」と言っていたので、その流れで来るのかなーと思ったら意表をつかれました。会場の盛り上がりもなかなか。宝島、吹きたいなぁ。

 そしてフレッシュマン・ウインド・アンサンブル2016の生演奏。吹奏楽の生演奏を聞くのはわりと久々でしたが、やっぱり良いものですね。楽器の息遣いがダイレクトに伝わってきます。ちょっとClがリードミスしたり、Tpソロで音の立ち上がりがうまく行かなかったりと、そういったところもフレッシュマンらしくてご愛嬌。演奏はとてもハイレベルで、三日月の舞は息を止めて聞き入ってしまいました。僕もあれくらい上手くなりたいなぁ。宇治川大橋を「上手くなりたーーい!!」って言いながら走ったら上手くなれるかなぁ。

 3年生組のトークを挟んで、ウインドオーケストラバージョンのOP2曲。最初の印象では「ちょっと歌いにくそうかなー」と思ったんですが、ずっと聞いていると普通の歌唱とはまた違う魅力が感じられました。管楽器と音を合わせて歌うことは普通の歌唱とは別の難しさがあって、TRUEさんは自分の歌の特徴を保ちつつ、その難しさに適応して見事な音楽を作り上げているなという印象でした。さすがプロ。

 そして、北宇治カルテットのライブコーナー!これを見に来たみたいな感じです。無かったらどうしようと思いましたが、杞憂に終わりました。
 初披露のヴィヴァーチェ。トゥッティでもそうなのですが、この曲はトゥッティに増して北宇治カルテットの4人のアイコンタクトが印象的でした。あとサビのステップ(ランニングマン?)、もえさん上手でしたね。ともよさんも結構上手そうだけどな、こういうの。あんまり見てなかった。スカート抑えながらありえんくらいの高さまでジャンプするもえさん、完全に川島緑輝でした。
 そしてトゥッティ!。ともよさんに煽られるんでもうボルテージがガンガン上がりまくり。念願のラスサビ前「tutti!」コールもできて大満足です。もう最高に楽しかった。Bメロの目の合わせながらの掛け合いと、Cメロの「せーので目が合うから」「最高に気持ちいいんだ」あたりからtutti!コールまでの目を合わせながらのフォーメーション移動が狂おしいほど好きで、これぞ北宇治カルテットの真骨頂といった感じがします。
 この2曲のライブ映像、本当に映像化して欲しいんです…。今もアニサマのトゥッティ!を無限に再生しながら書いています。

 劇場版2期の発表後の夜の部の最後のMCで、豊田萌絵さんと黒沢ともよさんがヴィヴァーチェについて触れていました。この曲の歌詞とこのイベントのタイミング、「もしかしたらこれが最後のイベントなんじゃないか」っていう気持ちがリンクして、なかなか感傷的になりますよね。そんな時の劇場版2期と次イベントの発表。会場の歓声がすごかったのを覚えています。特に黒沢ともよさん。こういうこというとあれですけど、彼女はなんとなく天才的で、なんでもそつなくこなして飄々としているイメージがありました。しかしMCでは、黄前久美子を演じることのプレッシャーと緊張、そして「次の曲が始まる奇跡」を起こせたことがとても嬉しかったことを語っていました。そのときに見せた涙が僕にはとても印象的で、黒沢ともよさんがどれだけこの作品を想って、黄前久美子という役にどれだけ真剣に向き合っているのかということがひしひしと伝わってきました。キャストの方々MCを聞いて、本当にこの作品はみんなの愛でできている作品なのだということを強く感じました。

 この話を聞いてから、ヴィヴァーチェを聞くとじーんときますね。本当に行ってよかったイベントでした。

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